プログラミングを習得するために、2校のプログラミングスクールに通い、Webの有料コミュニティやメンタリングサービスも活用しました。
習得までに費やした時間は約2年4ヶ月、総額100万円以上。
何度も挫折し、苦しい日々を乗り越えながらも、最終的に大手Web系企業に新卒で就職することができました。
本記事では、僕がどのように学習を進め、Webエンジニアになるまでの過程を紹介します。
プログラミングを始めたきっかけ
当時、僕はFラン大学の福祉系学部に通っていました。
しかし、1年生の終わりに「福祉の仕事には向いていない」と痛感し、別の道を探し始めました。
そこで出会ったのがプログラミングです。
2020年2月、プログラミングの勉強を本格的に開始することを決意し、20万円でMacBook Proを購入しました。
当時、YouTubeやネットには「3ヶ月で月収20万円達成!」「1年で月収50万円達成!」といった情報があふれており、「3ヶ月、長くても6ヶ月やれば10万円くらいは稼げるでしょ!」と甘く考えていました。
独学の挫折と初めてのスクール受講
まずは独学で学習をスタート。
有名な方の学習ロードマップを参考にし、順番通りに学習を進めたり、良さそうな書籍を購入し勉強していました。
しかし、これまでろくに勉強をしてこなかった僕には、独学での学習は難しく、1ヶ月で挫折。
「これは誰かに教えてもらわないと理解できない」と思い、大学生限定のプログラミングスクールに3ヶ月コース(30万円)で入校しました。
スクール入学時の僕は、「ここを卒業したら、一人前のエンジニアになれる!」と本気で思っていて、ワクワクしていました。
スクールでは、PHPの書籍を渡され、週1回のオンラインミーティングで書籍や理解度の進捗を確認する形式でした。
あっという間に3ヶ月が過ぎ、最終的に書籍に載ってあったクローンアプリのようなものを、ほぼコピペで作成。それが卒業の成果物となり、スクールを卒業しました。
卒業後の僕は、入学前に思い描いていたスキルとは程遠く、かろうじてPHPの基礎を理解した程度の状態でした。
「30万円も払ったのに、何も変わってなくない?」これに気づきかなりショックで、
「自分にプログラミングは向いてないし難し過ぎたんだ」と諦めてプログラミング学習をやめました。
再びプログラミングへ挑戦
プログラミングの勉強をやめて気づきました。
「MackBookとスクール代の合わせて50万円、このまま辞めたら無駄になるくね?」と、
「せめてこの50万円分はプログラミングで稼いで取り返してから辞めてやる!」と思いプログラミング学習を再開させました。
そこから半年くらいは、Progateをひたすら周回したり、Webの情報や書籍を購入して勉強したり、非効率な勉強をがむしゃらに続けていました。
2021年3月に一人で勉強するよりも仲間がいた方が楽しいと思い、有名ブロガー主催の「初心者向けプログラミングコミュニティ」に参加。
さらに、2021年5月からは「一番成長できるのは実務経験だ!」と考え、プログラミングのアルバイトやインターンができる企業にひたすら応募し、面接をしましたが「技術力がね…」という理由で、どこにも採用してもらうことができませんでした。
2021年6月、実務経験をつけるためにも、「もっと技術力をつけないとダメだ!」と思い、MENTAというWebサービスでメンターと契約し、2021年12月にはWordPressを使った簡単なWebサイトを作成できるくらいの技術力になっていました。
この時期は、フリーランスでWeb制作をするか、企業に就職するかを悩みましたが、最終的に「技術力を高めてWebアプリを作れるようになりたい」と考え、高額なプログラミングスクールに入校し、技術力を高めてエンジニアとして就職できるようになる道を選びました。
本気の学習と就職活動
親に頭を下げて、スクール費用の60万円を貸してもらい、2022年1月からスクールがスタート。
週3回の約2時間半のオンライン授業があり、2ヶ月間で基礎学習を終わらせ、最後の1ヶ月間で生徒で案を出し合って、1つのWebアプリケーションを作成するというカリキュラムでした。
スクール期間中は、1日10時間くらい毎日Webアプリ開発の学習に明け暮れました。
最終的には、僕も含めた生徒4人で作ったWebアプリも一通り完成して、スクールを卒業しました。
2022年4月は、就職活動の準備として、スクールで作成したWebアプリに機能を追加したり、コードの修正を行い、就活用のポートフォリオアプリに仕上げました。
書類選考や面接用に、アプリケーションの概要や、作成した背景、機能説明などをQiitaの記事にまとめて投稿しました。
その時の記事がこちらです↓

2022年5月から本格的に就職活動を開始!
約20社の説明会に参加し、約15社に応募しました。
それなりのWeb系企業に応募しまくっていたこともあり、相手は有名大学の情報系出身や海外の学生など優秀そうな人ばかりがライバルでした。
応募しても書類選考の時点で落とされることが当たり前でしたが、まずプログラミングテストから開始で、そっこう技術力を見るという企業のプログラミングテストに奇跡的に合格し、書類選考に通った企業がありました。
面接では、学生時代ずっとやってきたスポーツの経験と、作成したポートフォリオの内容を説明し、最終面接まで辿りつきました。
最終面接は、その大手企業の役員面接だったのですが、1次と2次で話したことや、「なぜWebエンジニアになりたくて、なぜこの会社に入りたいのか」という質問にしっかりと答えた結果、無事内定をいただくことができました。
内定をもらったのは、2022年6月の終わりなので、約2ヶ月間の就職活動が幕を閉じました。
遠回りしたからこそ学んだこと
こうして、2年4ヶ月の学習期間と100万円以上の投資を経て、Webエンジニアになることができました。
今振り返ると、無駄で非効率な学習や遠回りも多かったと感じます。
ただ、今までろくに勉強してこなかった自分にとっては、諦めずに適切な方法でコツコツ努力を続ければ、最終的に目標に到達できるのだということを実感しました。
これは、エンジニアになってからも、これからの人生の中でも、僕の人生を大きく前進してくれた気づきや経験だと思います。
後日談
圧倒的に遠回りをしてきた僕は、内定をもらった後に、本当に必要で大事だった学習だけをピックアップしてロードマップを作成してみました。
そして、そのロードマップを元に、同じ大学の友人にプログラミング学習を進めてもらったところ、就活の時期も含めて半年でWebエンジニアの内定を獲得しました。
現在、MENTAで「【未経験から最短で】Webエンジニア就職・転職サポートプラン」を提供しています。
本気でWebエンジニアを目指したい方は、ぜひ一度チェックしてみてください!
徹底サポートであなたをWebエンジニアへと導きます!
僕は、適切なロードマップと覚悟さえあれば、誰でもWebエンジニアになることができると信じています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。